せどりとは?メリット・デメリットと副業で始める方法を解説!

近年注目されている副業の一つがせどりです。
せどりは、低価格で商品を仕入れ高値で販売し利益を得るビジネスです。
在宅ワークとしても適しており、ビジネスパーソンから学生、主婦まで幅広い層に支持されています。

当記事ではせどりのメリットやデメリット、実施する上での注意点などを解説していきます。

 

せどりとは?

せどりとは、簡単に言えば『転売』のことを指します。
低価格で商品を仕入れ、高価で販売し利益を得るビジネスモデルです。
副業として取り組む人々が増えており、メルカリなどの電子商取引が進展するにつれより簡単で柔軟な方法で行えるようになりました。

せどりのメリット

せどりは誰でも手軽に行えるスモールビジネスです。
開始のハードルも低く、副業初心者でも取り組みやすいのが特徴です。
ここではいくつかメリットを見ていきましょう。

スキルがなくても始められる

せどりは専門知識がなくても始められる所が大きなメリットです。
商品知識を徐々に蓄積しながら取扱商品の幅を広げていくことで、着実に収益を伸ばすことができます。
手始めに自分の得意分野や興味のある商材から取り扱うことをお勧めします。
例えば、ファッションに詳しい人なら古着、ガジェット好きならスマートフォンやタブレット、アニメファンならフィギュアなど、既存の知識や経験を活かせる分野から参入するのが効果的です。

初期投資が少ない

実際に店舗を構えて運営するのと比べて大幅にコストを抑えられる点もメリットの一つです。
多くのECプラットフォームが無料プランを提供しており、初期投資を最小限に抑えてスタートできます。
運営費用の主な支出は商品仕入れと配送料程度です。
プラットフォーム利用料や手数料も比較的リーズナブルで、収益を確保しやすい環境が整っています。

スキマ時間で稼げる

空き時間を活用して市場調査や商品リサーチができるため、本業との両立が可能です。
通勤時間や休憩時間にスマートフォンで相場チェックを行い、休日に仕入れと出品作業を集中して行うなど、効率的な時間活用が可能です。
本業を優先しながら自分のペースで収益を上げていくことも十分可能です。

商売の基本を学べる

せどりは実践を通じてマーケティングの基礎が学べる優れた学習機会が出来上がっているとも言えます。
商品の需給バランス、価格設定、市場動向の分析など、ビジネスで成功する上で重要な視点が自然と身につきます。
人気商品の見極め方、効果的な販売手法、在庫管理など、実践的なノウハウが蓄積されていきます。
さらに、獲得したスキルは他のビジネス展開にも活用することも可能です。
例えば、ノウハウをブログやSNSで発信したり、コンサルティングサービスを提供したりと、収入源を多様化させる機会も生まれます。

即金性が高い

せどりは、アフィリエイトやブログなどの他の副業と比較して、収益化までのスピードが早いのが特徴です。

商品を仕入れて販売し、売れた時点で利益が確定するため、早ければ開始初月から現金を手にすることも可能です。

また、Amazonやメルカリなどのプラットフォームでは入金サイクルが比較的早く設定されていることが多く、資金の回転(キャッシュフロー)を良くしやすい点もメリットです。

努力した結果がすぐに数字として表れるため、モチベーションを維持しやすく、副業初心者でも挫折しにくいビジネスモデルと言えます。

▶︎関連記事:まずはここから!小さく始める初心者向けビジネス術

せどりのデメリット

魅力的なせどりですが、デメリットも存在します。
こちらで詳しく見ていきましょう。

仕入れる選定に時間と労力が必要

せどりを成功させるには、市場ニーズを的確に把握する目利き力が不可欠です。
商品の仕入れ判断を誤ると、デッドストック(=売れ残り在庫)を抱えるリスクがあります。
そのため、消費者の購買動向や市場トレンドを常に分析し、商品価値を見極める力を磨く必要があります。
もう一点、中古品取引では商品のコンディション管理も買い手がつくかどうかの重要な要素となります。
クリーニングや修繕作業が必要な場合は、それらの手間と費用も考慮に入れた採算計算が求められます。
また、商品の状態を正確に把握し、適切な価格設定を行うスキルも必要です。

収益の安定化が難しい

安定した収益を確保するには、複数の商品カテゴリーを扱いリスクを分散させることも重要です。
トレンドの移り変わりが早い現代では、一つの商品カテゴリーだけに依存することはリスクが高くなります。
常に市場動向をウォッチし、新たな需要を見出す努力と観察眼が必要になります。
SNSでの話題性や季節変動、社会情勢の変化など、様々な要因が商品価値に影響を与えることを理解しておく必要があります。

在庫を抱えるリスクがある

需要を見誤った商品は原価割れでの販売を余儀なくされる可能性もあります。
原価割れでも販売できれば良いものの、最悪の場合全く売れずにデッドストックになるパターンももちろんあり得ます。
特にトレンド商品は、タイミングを逃すと急激に価値が下落する傾向にあります。
売れ筋商品であっても大量仕入れは避け、段階的な展開を心がけることが賢明です。

梱包や発送の労力がかかる

せどりにおいて商品発送は避けては通れない重要な業務です。
1日数件程度の発送であれば個人で対応できますが、取引量が増えると梱包や配送手配に多くの時間を取られ、本業への影響も懸念されます。
特に割れ物や精密機器など、デリケートな商品を扱う場合は緩衝材の使用や丁寧な梱包作業が必須となり、作業時間は通常の何倍もかかってしまいます。
対策として壊れにくい商品に絞って扱ったり、発送代行サービスを活用したりするなど効率化への工夫が求められます。

せどりの主な仕入れスタイル

せどりの仕入れ手法は、大きく分けて「店舗せどり」と「電脳せどり」の2種類が存在します。

それぞれのスタイルには特徴やメリット・デメリットがあり、自分のライフスタイルや資金力に合わせて適切な方法を選択することが成功への近道です。

ここでは、この2つの代表的な手法について詳しく解説します。

店舗せどり

店舗せどりとは、家電量販店、リサイクルショップ、古本屋などの実店舗に直接足を運び、商品を仕入れる手法です。

実際に商品を手に取ってコンディションを確認できるため、検品ミスによるトラブルを減らせる点が大きなメリットです。

また、店舗独自のワゴンセールや処分品など、インターネット上の相場より大幅に安く仕入れられる掘り出し物に出会えるチャンスもあります。

一方で、店舗を回るための移動時間や交通費がかかること、大量の商品を持ち運ぶ体力が必要になることなどがデメリットとして挙げられます。

電脳せどり

電脳せどりとは、インターネット上のオンラインショップやフリマアプリ(メルカリ、ラクマ、ヤフオクなど)を利用して商品を仕入れる手法です。

PCやスマートフォンがあれば、自宅や外出先など場所を選ばずに24時間いつでもリサーチや仕入れができる点が最大のメリットです。

店舗に行く必要がないため、副業で時間が取れない人や、地方在住で近くに仕入れ先が少ない人にも適しています。

ただし、商品を直接確認できないため、写真や説明文から状態を判断するスキルが必要であり、送料コストも考慮した利益計算が求められます。

せどりを始める一連の流れ

せどりを始める前に必ず押さえておきたい注意事項がいくつかあります。
中古品を扱う場合は古物商許可証が必要になることや、売上金額によっては確定申告や記帳義務などの税務上の責任が発生することなどが挙げられます。
詳しく見ていきましょう。

古物商許可証が必要な場合がある

中古品(他者が一度所有した商品)を取り扱う場合は、古物商許可証が必須となります。
これは古本販売も含まれ、違反すると法的制裁の対象となります。
個人の生活用品を処分する場合に許可は不必要ですが、ビジネスとして展開する場合は念の為に事前に古物商許可を取得しておく方がベターでしょう。
申請は営業所がある都道府県の公安委員会に対して行い、手数料19,000円で比較的簡単に取得できます。
また、許可取得後はネットショップに許可情報(公安委員会名、許可証番号、氏名)の表示が義務付けられています。
他には酒類、化粧品、食品など商品によっては追加の販売許可が必要な場合もあるため確認を怠らずに適正に進めていきましょう。

在庫の仕入れ

主な仕入れ場所としては
・インターネット通販サイト
・リサイクルショップ
・レンタルショップ
・量販店

などがあります。
特にネット通販では出品者の商品知識不足や早期売却希望により、相場より安価で仕入れられるチャンスが多くあります。
また、実店舗では量販店の特売品を大量購入して利益を出したり、レンタルショップの中古品から掘り出し物を見つけたりすることができます。
相場より安い商品を見つけるには、日々の地道な探索活動が欠かせません。
収益を安定させるためには複数の仕入れ先を持ち、定期的に各所をチェックする習慣をつけることが成功の可否を分ける大切な要素です。

販売する場所

せどりの販売チャネルは主にインターネット通販が中心となりますが、商品特性に応じて実店舗への卸売りも有効な選択肢となります。
例えばブランド品や貴金属などの高額商品を入手した場合は、リサイクルショップや質屋への販売も検討価値があります。
オンライン販売では配送トラブルのリスクがあるため、高額商品はなるべく自らの手の届く範囲で対処する方がベターです。
もし送るとなった場合でも追跡サービスや補償付きの配送方法を選択することが重要です。
商品の性質や相場を見極めながら、最も利益の出る販路を選択するように心がけましょう。

取り扱いに注意が必要な商品

せどりは自由に商品を売買できるビジネスですが、法律やプラットフォームの規約によって取り扱いが禁止・規制されている商品が存在します。

知らずに販売してしまうと、アカウント停止だけでなく、法律違反として逮捕や罰金の対象になる可能性もあります。

安全にビジネスを行うために、特に注意が必要な商品カテゴリーについて理解しておきましょう。

チケット類

コンサートやスポーツ観戦などのチケットを定価を超える価格で転売することは、「チケット不正転売禁止法」により厳しく規制されています。

興行主の同意なく、有償で譲渡することを禁止する旨が明記されたチケットを、業として高額転売した場合は違法となります。

自分が行けなくなったチケットを定価以下で譲る場合は問題ないケースもありますが、利益目的での転売は絶対に避けるべきです。

多くのフリマアプリやオークションサイトでも、転売目的とみなされるチケットの出品は禁止されています。

偽ブランド品

有名ブランドの偽物(コピー商品)を販売することは、「商標法」違反となり、懲役や罰金などの重い刑罰が科される犯罪行為です。

「偽物とは知らなかった」という言い訳は通用しないケースが多く、本物かどうか確信が持てない商品は仕入れないことが鉄則です。

特に、極端に安い価格で販売されているブランド品や、購入時の証明書(レシートなど)がない商品は偽物であるリスクが高いため注意が必要です。

信頼できる正規のルート以外からの仕入れは避け、真贋を見極める知識がないうちは手を出さないのが賢明です。

医薬品

風邪薬や漢方薬、一部のサプリメントなどの医薬品を許可なく販売することは、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)」で禁止されています。

医薬品の販売には専門の許可が必要であり、個人がドラッグストアなどで購入した医薬品を転売することは違法となります。

海外から輸入した医薬品やサプリメントも同様に規制の対象となる場合があるため、成分や分類を事前によく確認する必要があります。

人の健康に関わる商品は法規制が非常に厳しいため、安易な取り扱いは控えるようにしましょう。

税法上の注意点

せどりは誰でも簡単に始められる間口の広さが売りですが、活動が本格的になるにつれ必ず知っておかなければならない税関係の注意があります。

20万円以上の所得がある場合は確定申告が必要

副業による年間所得が20万円を超える場合は確定申告が義務付けられており、これを怠ると本来納めるべき所得税の納付に加えて「無申告加算税」や「延滞税」などの罰則が課される恐れがあります。
所得の計算ですが、売上から経費(仕入代金、交通費、梱包材費用、手数料など)を差し引いた金額となります。
毎度の取引ごとにしっかり管理し、必要な領収書は保管しておくことが不可欠です。
せどり1年目から青色申告による税制優遇を受けたい場合は、せどり開始から1ヶ月以内に税務署に開業届を提出する必要があります。
また、所得が20万円以下でも住民税(一律10%)の申告は必要となります。
税務関連の手続きを怠ると後々トラブルの原因となるため、事業開始時から適切な記録管理と必要な申告手続きを行うことが重要です。

▶︎関連記事:個人事業主の領収書の書き方、もらい方とは?確定申告に向けた保管方法や作成方法も紹介!

まとめ

せどりは低リスクで副収入を得る手段として注目されています。
初心者でも取り組みやすく、スキマ時間を利用して収益を上げることができるのが魅力です。
一方で商品の選定や在庫管理に手間がかかり収益の安定化には工夫が必要になる上、必ず押さえて置かないといけない法的・税務的注意事項もあります。
ただ、経験を重ねることで大きな収益を掴める可能性もあります。

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#カケハシ 編集部

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