怪しい勉強会やセミナーの実態を解説！避ける方法や参加してしまった際の対処法も紹介

“何か新しいことに挑戦したい”、“副業を始めて収入UPを目指したい”、“今よりもっとスキルアップしたい”そんな思いを持つ人も多いでしょう。
しかし、情報収集しようとした際に怪しい勉強会やセミナーに招待されたことがある人もいるかもしれません。
そこで本記事では、怪しい勉強会やセミナーの実態を解説します。勉強会やセミナーへの参加を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

怪しい勉強会やセミナーの実態

怪しい勉強会やセミナーの実態は、無料や低価格で人を集めて行われる高額な情報商材の売りつけや投資の勧誘です。
新型コロナウイルスの流行が落ち着いた今もなお在宅ワークへの興味関心が高まっており、「儲かる」「好きな場所で好きな時間に働ける」「不労所得」などを謳った勧誘が行われています。

それでは具体的にどのような文言、会話のなかで怪しい勉強会やセミナーに勧誘されるのか、いくつか実例をご紹介しましょう。

実態①SNS経由で情報商材を売りつけ

InstagramやX（旧：Twitter）などで、事業成功者を装ったアカウントが「ここだけの話」として高収入を実現できるバイトや方法を紹介するケースです。
“1日15分の作業で月収50万円以上！”、“未経験でも在宅で100万円稼げる”など、魅力的なコピーで惹きつけて希望者を募ります。

たとえば、Instagramで“限定10人にしか紹介できない投資の話です”とメッセージがきたことがある人もいるかもしれません。
こういったメッセージをそのまま鵜呑みにしてしまうのは、大変危険です。

そもそも良い話は基本的に人に紹介しません。
また、数多の投資家がいるなかでどうして自分にメッセージがきたのか考えなければいけないでしょう。

実態②クローズドなコミュニティへの勧誘

事業成功者のオンラインサロンなど、表からは見えないグループに参加を促され、そこで高額な商材の購入を迫られるケースです。
閉鎖的なグループでは、高額商材に興味があったりすでに購入していたりする人が多いため、“自分も購入しなければ”という思考に寄っていってしまう危険があります。

また、「クローズドなコミュニティに入れてもらえるなんて自分は選ばれた人間だ」などと誤解をし、高額商材に好意的になってしまう危険もあります。
そうなると、高額商材への購入ハードルが下がったり、借金をしてでも購入したりしてしまう場合があるでしょう。

オンラインサロンや閉鎖的なグループに入会する際は、客観的な視点を忘れないように意識するのがおすすめです。

実態③交流会で声をかけられ勧誘

「異業種交流会」「ビジネスマッチング」など、事業の成功を目的に開かれている交流会で怪しい勉強会やセミナーに勧誘されるケースもあります。
これらの交流会に参加する人の多くは真っ当なビジネスパーソンですが、なかには勧誘目的の人が紛れ込んでいるケースも。

交流会では特に話が弾んでいないのに“後日ゆっくりお茶でも”と誘われたり、“私たちのグループが開催しているパーティがある”などと招待されたら、少し疑ってみるとよいかもしれません。

怪しい勉強会やセミナーを避ける方法

身近に潜む怪しい勉強会やセミナーを避けるためには、参加前に以下の3点をチェックするとよいでしょう。

• 情報収集を徹底する
• 口コミやレビューを調査する
• セミナー内容をチェックする

それぞれ詳しく解説します。

避ける方法①情報収集を徹底する

怪しい勉強会やセミナーを避ける方法は、セミナー主催者の会社や実績、背景などをしっかり調査することです。
勉強会やセミナーの公式サイトだけでなく、各種SNSやビジネスデータベースも活用しましょう。

検索する際は勉強会やセミナー名だけでなく登壇者や主催者、過去に開催されたセミナーのタイトルなど、さまざまな角度から検索すると効果的です。
また、「登壇者の氏名　詐欺」「登壇者の氏名　逮捕」などのワードで検索をすると、意外と前例がヒットするケースもあるでしょう。

また、主催者の信頼性を見極める際は、団体の歴史や運営者情報の公開の有無などをチェックするのがポイント。
設立から歴が浅かったり、運営者が不透明な場合は少し疑ってから参加を申し込む必要があります。

避ける方法②口コミやレビューを調査する

口コミやレビューを調査するのも、怪しい勉強会やセミナーを避ける方法のひとつ。
これは、「当該セミナーや勉強会が過去に開催された実績があるかどうか」の調査です。
レビューの評価が不自然に高かったり、反対に1件も出てこなかったりする場合は、まず疑ってみるとよいかもしれません。

避ける方法③セミナー内容をチェックする

怪しい勉強会やセミナーを避けるためには、セミナー内容をチェックする方法があります。
事前に掲載されているページを見て、セミナー内で実践的なスキルや独自のノウハウが紹介されるかどうかを確認しましょう。

通常、よくある企業セミナーなどでは「何を使って、何をやって、何を目指す」などが明確なケースが多いです。
しかし、詐欺セミナーなどは「月収100万円を目指す」など理想像だけを掲げているケースが多い傾向にあります。

なお、セミナー中やセミナー後に高額な商品やサービスの購入を求められた場合は、注意が必要です。
「このセミナーに参加された方だけの特価」「通常は広告などで配信しないプラン」「今日が先行受付」など、購入を煽る誘い文句があった際も即決せずに、冷静に判断する時間を持つことが大切です。

詐欺セミナーに参加してしまった際の対処法

意図せず詐欺セミナーに参加してしまった際の対処法は、必要に応じて弁護士や消費者センターを利用することです。
慌てず冷静に対応することで、被害を最小限に抑えることができます。

消費者センターには、セミナー詐欺を含むさまざまな消費者トラブルの相談窓口があります。
無料で相談できるので、“怪しいな”と感じたら、まずは消費者センターに相談するとよいでしょう。
被害金額が大きい場合や契約内容が複雑な場合は、弁護士に相談するとスムーズです。

万が一セミナーや商材の追加費用の支払いを要求された場合は、応じずに断ります。
“断りづらい”と感じる人は、友人や家族に間に入って対応してもらうとよいでしょう。

詐欺セミナーの相談をする際のポイント

消費者センターや弁護士に詐欺セミナーの相談をする際のポイントは、できるだけ多くの情報をそろえておくことです。
セミナーで手渡された資料や契約書類、支払いの際のレシートなど、関係するすべての文書を保管しておきましょう。
セミナーの広告やHPなどネット上の情報は、スクリーンショットで保管しておくのがおすすめです。

そして、セミナー運営者や関連企業とのコミュニケーションの履歴は全て記録に残します。
必要に応じてボイスレコーダーなども活用するのがおすすめです。

質の良いセミナーの特徴

セミナーは通常、知識やスキルを身につけて自己研鑽に役立てる場です。
質の良いセミナーを選べば、自分の成長に大きく寄与するでしょう。
続いては、質の良いセミナーの特徴を解説します。

質の良いセミナーの特徴①企業主導のセミナーである

質の良いセミナーの特徴として、企業主導である点が挙げられます。
特に知名度の高い企業であれば、詐欺セミナーに誘導されるリスクは低いでしょう。
反対に個人が開催しているセミナーや認知度があまり高くない企業のセミナーは、しっかりリサーチしたうえで参加するのが安全です。
なかには有名企業を騙って詐欺セミナーに誘導するケースもあるため、信じすぎずにしっかりとリサーチを行うとよいでしょう。

質の良いセミナーの特徴②情報が最新である

紹介される情報が最新であるかどうかも、質の良いセミナーを見極める際のポイントです。
特に副業や投資、マーケティングなどの分野は情報の移り変わりが早いため、古い知識をもとにした内容では実践に役立たない可能性があります。

セミナーの案内に掲載されている日付や資料の発行時期、講師の活動履歴などを確認し、時代に合った知識が提供されているかどうかをチェックしましょう。

自ら気になる企業に資料請求をするのもおすすめ

すでに公開されている質の良いセミナーを探すのも良いですが、自ら気になる企業に対して資料を請求し、面談の機会を設けてもらうのもおすすめです。
とくに副業や新規事業を立ち上げようとしている人に対しては、企業側も積極的にビジネスの情報やノウハウを開示してくれる傾向にあります。

個人の目線で見ると少し難しそうに感じるかもしれませんが、代理店募集サイトなどを活用するとさらに面談を設定しやすいでしょう。

まとめ

本記事では怪しい勉強会やセミナーの実態を解説し、避ける方法や実際に参加してしまった際の対処法も紹介しました。
怪しい勉強会やセミナーを避けるためには、情報収集の徹底と口コミやレビューの調査、セミナー内容のチェックが大切です。
多くの情報収集を通して、自分の目で質の良し悪しを見極められるように訓練することをおすすめします。
質の良いセミナーの特徴も解説したので、これからセミナーや勉強会への参加を控えている方はぜひ参考にしてみてください。

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