大学生におすすめのビジネスモデル7選!成功のポイントも解説

大学生の中には、在学中に起業や副業を始めたいと考えている人もいるでしょう。

ただ、大学生でビジネスをするとはいっても、何から始めればいいのかわからない人もいるのではないでしょうか。

反対に学生の立場を活かしてビジネスすれば、将来的な仕事を見つけることも可能です。

そこで、この記事では、具体的なビジネスモデルの例をスキルレベル別に7つ挙げ、事業を成功させるためのポイントについて詳しく解説します。

自分に合ったビジネスを見つけ、最初の一歩を踏み出すための参考にしてください。

なぜ今、大学生がビジネスを始めるべきなのか?

最近、SNSの普及やオンラインで利用できるツールの進化により、個人がビジネスを立ち上げるハードルは比較的下がりました。

学生実業家という言葉も頻繁に目にしたり耳にしたりするようになり、海外だけでなく国内でも大学生が新しい事業を始めることは珍しいことではありません。

社会全体で様々な働き方が注目される中、学生時代にビジネス経験を積むことは、将来のキャリアを考えるのにも役立ちます。

今や、大学生がビジネスに挑戦しやすい環境は整っていると言えるのです。

大学生がビジネスに挑戦する4つのメリット

ここからは、大学生がビジネスに挑戦する4つのメリットについて見ていきましょう。

豊富な時間を使ってじっくり取り組める

大学生は社会人と比較して、自身の裁量で割り振れる時間があるのが利点です。

授業のスケジュールを調整したり、長期休暇をフル活用したりすることで、事業に集中する時間を確保することができます。

ビジネスを始めるには事業計画の策定や市場調査、スキル習得のための勉強など数え切れないほどの準備が求められるものの、専門的な技術や知識を身につけるのにオンラインスクールで学ぶ時間を取ることも可能です。

まさに、腰を据えてじっくりと事業に取り組める時間は学生ならではの特権。

社会人になってからでは確保が難しい貴重な時間を、事業成長と自己投資のために有効活用できるのが魅力と言えます。

失敗しても再挑戦しやすい環境がある

社会人がビジネスをする場合、家族を養う責任や住宅ローンなどの経済的な制約から失敗した際のリスクは避けられないものの、大学生はほとんどの場合、何も制約を負っていないので、仮に事業がうまくいかなくても生活への影響は抑えられます。

リスクを抑えられるがゆえに、大胆な発想に挑戦できるのが大学生の利点です。

また、大学には相談に乗ってくれる教授や友人がおり、サークル活動を通じて協力者を見つけることも可能です。

大学で集められる人的ネットワークは、困難に直面した時の支えとなり、失敗からの再挑戦を後押しする貴重な資源となります。

「学生」という肩書きが強みになることも

学生実業家という肩書きは、社会的な注目を集めやすい側面を持っています。

若くして行動している様子は、投資家やメディアから好意的に評価され、支援を受けられることも珍しくないです。

特に、同世代の学生をターゲットとしたビジネスを展開する場合、当事者ならではの視点でニーズを的確に捉えたサービスを提供できるでしょう。

流行に敏感な大学生の感性は、新しい商品やサービスを生むのに強力な武器となります。

社会経験がないのを逆手に取り、学生であることを前面に出すことで、他の企業にはない独自のブランディングを確立することも可能です。

将来の就職活動やキャリア形成に直結する

ビジネス経験で得られるスキルは、就職活動において強力なアピール材料となります。

中でも、自ら課題を発見し、計画を立て、実行に移し、結果を分析するという一連のプロセスは、企業が求める課題解決能力そのものです。

クライアントとの交渉やメールでのやり取りを通じて、ビジネスマナーやコミュニケーション能力も自然と身につきます。

これらの実践的な経験は、単なるアルバイトでは得難いもの。

起業や副業という経験は、自身の適性や興味を深く理解する機会にもなり、その後のキャリアパスを主体的に設計する土台にもなるはずです。

大学生がビジネスを始める前に知っておきたい3つのデメリット

ここでは、大学生がビジネスを始める前に知っておきたい3つのデメリットについて見ていきましょう。

学業との両立が難しくなる可能性がある

ビジネスに情熱を注ぐあまり、本来の学業が疎かになってしまうリスクがあります。

事業が忙しくなると授業への出席やレポート作成、試験勉強の時間が圧迫され、単位を落としたり、最悪の場合は留年したりする可能性も考えられます。

社会人経験が豊富な50代のビジネスマンと比べると、大学生は時間管理やタスクの優先順位付けに慣れていないこともあるでしょう。

ビジネスと学業は両立可能ではあるものの、徹底した自己管理と、場合によってはビジネスのペースを調整する判断も求められるからこそ、注意が必要です。

まずは自分の中で明確なルールを設け、学業に支障が出ない範囲で活動することが重要です。

社会的信用が得にくく資金調達で苦労しやすい

大学生は社会人と比べて、社会的信用度があまりないと見なされる傾向にあります。

そのため、事業を拡大しようとしても金融機関からの融資を受けるのは極めて困難です。

例えば、事業に必要な機材購入のために500万円の資金が必要になったとしても、学生というだけで審査のテーブルにすら乗らないケースがほとんど。

この資金調達の壁を乗り越えるには、日本政策金融公庫の新創業融資制度や地方自治体の支援制度、クラウドファンディング、ビジネスコンテストの賞金といった方法を検討する必要があります。

事業計画を綿密に立て、資金調達の選択肢を幅広く調べておくことも必要です。

ビジネス経験の不足が障壁になる場合もある

革新的なアイデアや燃えるような情熱があっても、ビジネスの基本的な技術や知識、実務経験が不足していることが事業の成長を妨げる要因になり得ます。

効果的な集客方法や価格設定、契約書の作成、税金の申告といった実務的な課題に直面した際、適切な始め方がわからずに行き詰まってしまうことがあります。

また、社会人経験がないので、相談できる人脈が限られている点も課題です。

これらの障壁を克服するには、起業に関する書籍を読んだり、大学が提供するキャリア支援プログラムに参加したり、地域の商工会議所やインキュベーション施設に相談したりと、積極的に情報を収集し、外部の知見を取り入れる姿勢が重要です。

そうすることで、よりビジネスを軌道に乗せやすくなるのではないでしょうか。

【スキルレベル別】大学生におすすめのビジネスモデル7選

次に、スキルレベル別の大学生におすすめのビジネスモデル7選について見ていきましょう。

まずは挑戦!ローリスクで始められるビジネス3選

まずは、ローリスクで始められるビジネス3選について見ていきましょう。

Webライター

Webライターは、企業が運営するWebサイトの記事やメールマガジンのコンテンツ、広告文など、インターネット上の様々な文章を書く仕事です。

特別な資格は必要なく、インターネット環境があれば誰でも始められます。

クラウドソーシングサイトに登録すれば、未経験からでも受注できる案件が豊富に見つかるため、最初の一歩を踏み出しやすいでしょう。

なお、文章を論理的に構成し、わかりやすく書くスキルは、大学のレポート作成や就職活動のエントリーシート作成にも直接役立ちます。

実績を重ねて専門分野を確立すれば、高単価の案件を獲得し、安定した収入を得ることも可能です。

動画編集

YouTubeやTikTokの普及に伴い、動画編集の需要は拡大し続けています。

個人だけでなく、企業もプロモーションや情報発信のために動画コンテンツを活用しており、編集者の役割はますます重要になっています。

基本的な編集スキルに関しては、市販のソフトを駆使してオンライン教材を活用すれば、独学でも十分に習得可能です。

クライアントとの連絡はメールやチャットで完結するので、時間や場所に縛られずに作業したい大学生にとっては絶好のビジネスと言えるのではないでしょうか。

自身の作品をポートフォリオとして提示し、SNSやクラウドソーシングサイトで営業すれば、継続的に案件を獲得することも可能です。

SNS運用代行

SNS運用代行は、文字通り企業の公式SNSアカウントの運用を代行する仕事です。

日々の投稿コンテンツの作成、コメントやメッセージへの返信、フォロワーを獲得するための施策の立案・実行、効果測定など、業務内容は多岐に渡ります。

日常的にSNSを利用している大学生は、ユーザーの心に響くコンテンツや最新のトレンドを把握しているので、自らの感性を活かせる仕事です。

企業のマーケティング活動に深く関わることで、実践的なWebマーケティングのスキルが身につくのも魅力と言えます。

まずは小規模な店舗や個人のアカウント運用から始め、実績を積みながら、より大規模な企業の案件に挑戦できるよう準備しておくのがGOOD!

専門スキルを活かす!スキルアップを目指せるビジネス2選

次に、専門スキルからスキルアップを目指せるビジネス2選について見ていきましょう。

プログラミング(Webサイト・アプリ開発)

プログラミングスキルを習得すれば、Webサイト制作やスマートフォンアプリ開発といった仕事を受注できます。

情報系の学部に在籍していなくても、オンライン学習サービスなどを活用して独学でスキルを身につけることは十分に可能です。

簡単なコーポレートサイトの作成から、独自のアイデアを形にしたオリジナルのWebサービスの開発まで、挑戦できる領域は多岐に渡ります。

まずは、クラウドソーシングサイトで挑戦できそうな小さな案件から実績を積み、徐々に規模の大きな開発に挑戦していくのが一般的なステップです。

IT業界は慢性的な人材不足なので、学生時代から実務経験を積むことは、将来のキャリアにおいてもアドバンテージとなるかもしれません。

Webデザイン

Webデザイナーは、Webサイトの見た目の美しさだけでなく、ユーザーが情報を探しやすく、快適に操作できるような視認性・利便性を設計する仕事です。

デザインの原則や色彩理論に加え、ユーザーの行動心理を理解するUI/UXデザインの技術や知識が求められます。

Webデザインの仕事で活躍するには、AdobeXDやFigmaといったデザインツールを駆使して自身の作品をまとめたポートフォリオサイトを作成することが、案件獲得への第一歩。

仕事自体は学生でもできるものの、論理的思考力と創造性の両方が試される仕事であり、企業のブランドイメージを左右する重要な仕事です。

逆にプログラミングと組み合わせればデザインから実装まで一貫して請け負うことができ、より市場価値のある人材を目指せます。

大学生の視点が武器になる!独自のアイデアで勝負するビジネス2選

最後に、大学生目線が武器になる独自のアイデアで勝負するビジネス2選について見ていきましょう。

家庭教師や学習サポートのマッチングサービス

自身がプレイヤーとして家庭教師を行うのではなく、生徒と大学生教師を繋ぐマッチングプラットフォームを立ち上げるビジネスモデルも良いでしょう。

特定の大学の学生に限定したり、オンライン指導に特化したり、あるいは苦手科目克服専門のサービスにするなど、既存のサービスとの差別化を図る余地は十分にあります。

自身の成功した受験経験を基に、学習計画のコンサルティングやメンター制度を導入するのも良いです。

教師と生徒から手数料を得ることで収益を上げ、登録者数を獲得するほど事業がスケールしていく魅力があり、挑戦する価値も十分ではないでしょうか。

学生向けイベントの企画・運営

サークル交流会、就職活動対策セミナー、音楽フェスなど、学生をターゲットにしたイベントを企画し、運営するビジネスも挑戦する価値があるでしょう。

学生の興味関心は移ろいやすいため、常にアンテナを張り、トレンドを捉えた企画を立案する能力が求められる他、集客においてはSNSを駆使した情報発信が鍵となり、参加者同士のコミュニティが生まれるような仕掛けを作る必要があるものの、やりがいは十分です。

ただ、収益源は参加費や企業からの協賛金となることもあって、企画力、集客力、交渉力、当日の運営スキルまで、総合的なビジネスプランと実行力が試されます。

ゆえに、柔軟な対応力が求められる事業です。

まずは自分の適性を見極めつつ、挑戦できそうな仕事を見つけてみてはいかがでしょうか。

大学生がビジネスで成功するために押さえるべき3つのポイント

最後に、大学生がビジネスで成功するために押さえるべき3つのポイントについて見ていきましょう。

初期費用を抑えられるスモールビジネスから始める

最初から多額の資金を投じる事業は、失敗した際のリスクも計り知れません。

特に、自己資金が限られている大学生にとっては、初期費用を可能な限り抑えられるスモールビジネスから始めるのが賢明でしょう。

例えば、WebライターやSNS運用代行のように、スマホやパソコンが1台あれば始められる仕事は、在庫を抱える必要がなく金銭的なリスクを最小限に抑えられます。

まずは小さな規模で事業をスタートし、収益を出しながら事業を大きくしていく方法を取るべきです。

むしろ、成功体験を積み重ねながらビジネスを進めていくことで、ノウハウが蓄積され、他の事業への自信にもなるのではないでしょうか。

自分の興味や大学での学びを活かせる分野を選ぶ

ビジネスを継続させるためには、モチベーションを維持することが欠かせません。

そのためには、自分が本当に興味を持てる分野や、心から解決したいと感じる課題をテーマに選ぶことが重要です。

また、大学で学んでいる専門分野に関連するビジネスであれば、既存の技術や知識を活かすことができ、よりハイクオリティな商品やサービスを提供しやすくなります。

例えば、経済学部の学生がマーケティング分析サービスを提供したり、デザインを学ぶ学生がビジネスコンテストで自身の作品をプレゼンしたりするなど、自分の強みが発揮できる領域を選ぶことで、他者との差別化を図れるかもしれません。

目標達成までの具体的な事業計画を立てる

漠然とした発送をビジネスへと昇華させるには、事業計画の策定が欠かせません。

まずは「誰に、何を、どのように提供し、どうやって収益を上げるのか」というビジネスモデルを明確に言語化する必要があります。

また「3ヶ月後までに月5万円の利益を出す」「1年後までにクライアントを10社獲得する」といった具体的で測定可能な目標を設定すると良いです。

それらの目標を達成するための具体的なアクションプランを時系列で詳細に計画することで日々の活動の指針が明確になり、進捗管理も容易になります。

この計画は、事業の羅針盤となる重要なものです。

まとめ

大学生がビジネスに挑戦することは、収入を得るだけでなく、将来のキャリアに不可欠な実践的スキルと貴重な経験を獲得する絶好の機会です。

豊富な時間を活用でき、失敗しても再挑戦しやすい環境は、学生時代ならではのアドバンテージとなります。

まずはWebライターや動画編集といったローリスクで始められるものから、プログラミングやイベント企画のように専門性や独自の視点を活かすものまで、様々なビジネスモデルに挑戦してみましょう。

なお、成功のためには初期費用を抑え、自分の強みを活かせる分野を選び、具体的な事業計画を立てることが重要です。

極力はリスクを正しく理解し、スモールスタートで第一歩を踏み出してみてください。

後々、徐々にビジネスを拡大していくのが現実的といえます。

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#カケハシ 編集部

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